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ロシアW杯と前後して

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Title : ロシアW杯と前後して
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ロシアW杯と前後して

フランスの優勝で終わりましたね。フランス代表の試合はGLから割と見ていましたが、結局最後まで本気になることなく優勝してしまった印象です。唯一焦りが出た場面というと決勝Tのアルゼンチン戦でメッシにゴールで逆転され、パヴァールのスーパーミドルが決まるまでくらいでしたね。

そして、フランス代表の強さが目立ったことと同時に決勝がつまらない試合となってしまったことが残念でした。審判が試合を決してしまい、VARがあったとしても審判の影響力を最小化することは不可能なのだと思わされる決勝でした。ちなみに3-1までしか見ていません(試合がぶっ壊れると興味をなくすタイプです)。

W杯全体の話は今回の本題ではなく、当然日本代表の話が本題となります。今回のW杯は今までになく濃いW杯になったこともあって語りたいことが山ほどある。ただ、同時に語りすぎると汚い感情が渦巻いてしまうので、控えめに語りたいという両極端な気持ちがあります。できるだけ落ち着いて冷静に書けたらとは思いますが、時には荒れ気味になることもあると思うのでそこは予めご了承ください。

W杯前

大きなトピックはハリルの解任という部分に集中しますよね。ただ、自分はハリルの解任以上にハリルの解任に対する批判の方が大きなトピックだったのではと思います。

まず、大前提としてハリルの解任は別に不可思議でも何でもなかった。ハリルの解任を批判している人というのは存在しているかもわからないW杯用の戦術(戦略)というものに期待して解任した協会を批判していました。

持っている持っていないを別にして、片鱗を見せていないことがそもそもまず不味かった。そして、これは最近になって言われるようになりましたが、韓国に負けた後の言い訳はものすごく印象が悪い(と当時から思っていました)。そもそもの問題としてなぜ大会前に優勝したいと宣言したのかが理解に苦しむ部分なんですよね。宣言をしたあげく優勝を逃しての言い訳というのが最悪なんですよ。

ハリルのプライドの高さというのがE-1には集約されていたので、価値がないと思われるE-1に変な形で価値が出たというのが滑稽な印象です。

結果が出ていないのに選手たちには発言の自由もない。抑えつけて尊厳を踏みにじっているわけですから、見返りとしての矜持を監督は与えなくてはなりません。ハリルが愚かだったのは、負けたときに自分の責任ではなく選手たちの責任だと言ってしまったことです。たとえそれが事実だとしても監督が泥を被るべき部分です。そうした二枚舌を使えなかったことが残念です。

ハリルは日本国内では直言しかしてきませんでした。だからこそ反感も買いました。同時に自分はそこが好きな部分でした。ただ、実際のところハリルは二枚舌を使えます。解任後に知ったことですが、フランスのTV局で選手たち(代表)を褒めていたそうなんです(動画自体は見ておりません)。これを知ったときに自分は怒り狂いそうでした。

なんだよ、と。ハリル出来るじゃんか、と。結局の所ハリルと日本協会に信頼関係が築けていないのではなく、日本人とハリルの間に信頼関係がなかっただけなのが理解できます。ハリルは日本人を全く信頼していなかったのだと思うと全てが腑に落ちます。

こうしたことからハリルの解任については知れば知るほど当然というより必然というものになっていきました。W杯のチケットを取ったのはハリルであるからハリルに任せるべきという意見は勿論よくわかります。人情の部分を考慮すれば解任はもっての外です。ただ、人情の部分を省いてしまうと、それ以外の理由は何もなかった。

当初はハリルのサッカーでどれだけ出来るかで今後を決める指標になると自分も考えていました。ただ、よく考えるとハリルサッカーの継承者が日本にはいない。そして、ハリルサッカーがつまらないので一部の人以外には求められていないという課題にぶつかります。

継承者の問題は外国人監督にすれば解決されますが、後者の問題は簡単ではありません。

後者の問題はよく議題になっており、日本のような弱小国、サッカー後進国が楽しさを求めるなという論調を見かけます。この論調は論外です。ならサッカーは日本にはいらないです。サッカー自体が国にとっての害悪でしかなくなるので、日本からはサッカーをなくし、日本からは海外のサッカーだけを楽しむようにすることが最善となります。

楽しくもないスポーツにはなんの価値もありません。今すぐサッカーを禁止にする必要すら感じます。そもそもの話としてなぜ好きかといえばワールドワイドだからではなく、楽しいから好きなんです。その楽しいという部分を否定してしまったら本末転倒です。

敢えて強烈に否定してみましたが、やり方が間違っていると思っています。ハリルのサッカーがそれほどに素晴らしいものであるならば、その素晴らしさを伝えなくてはならないのではないでしょうか。自分のようにサッカーの好みがはっきりしている人間でないニュートラルな人たちであれば、素晴らしさを、ハリルサッカーの楽しさをしっかりと発信していけば理解してもらえるはずです。

弱いからだとか後進国だからだとか、そういう否定的なやり口ではなく、魅力を伝えるのがサッカーメディア(関係者)の仕事ではないでしょうか。

ハリルの解任以上に、ハリルの解任で炙り出されたサッカー関係者の傲慢さと愚かさが目立ったのがW杯前でした。

サッカーメディアという自覚があるのであれば発信することの意味をもう一度考えてほしいと思います。ユーザーの尻馬に乗るのではなく、なんのために存在し、なんのために存在を許されているのかを考えなくてはならないでしょう。

解任批判の批判が主になってしまいましたが、ハリルの価値については別の意見があるので後々触れたいと思います。

W杯中

日本代表の試合の振り返りは特にするつもりはなかったですが、試合直後よりは時間が経つことでいろいろな意見を見かけることもあったので、自分なりの意見も書いてみます。

コロンビア戦。10人のコロンビアに勝っただけという意見をよく見かけます。事実は事実なんですけど、10人の相手に勝てなかった前回W杯を思い返すと、成長か経験の蓄積はあったと思います。また、同時に前回W杯のコロンビア戦を思い返すと例え10人であろうと勝てたのかは甚だ疑問です。コロンビアの力が落ちた可能性もありますし、日本の戦い方が以前より老獪になったのかについては答えは出ないでしょうけど。

割とサッカーを見ている人であれば当然承知でしょうけど、強いチームと弱いチームの試合で強いチームの選手が10人になっても10人のチームが11人のチームを押し続ける試合とか普通にあります。コロンビアと日本の実力が接近、肉薄しているとは考えてはいませんけど、天と地ほど離れていると感じた前回W杯とは違う部分があったことも事実ですよね。それは成長?停滞?

セネガル戦。後になって思うことは特に無いかな。セネガルが強かったことは事実だと思います。

ポーランド戦。色々言われているけど8強を目指しているのであればスターティングメンバーはしょうがなかったですよね。最後のボール回しについても日本に得点の匂いがなかったことも事実なので冷静で冷酷な決断だったけど仕方なかったのかなと思いますね。ただ、この件で怒ったり悲しんだりするのは仕方ないと思います。U-20W杯でも日本は攻めるのをやめて勝利より決勝T進出を優先したことがあります。あの試合は2点取り返し同点で試合を終える形だったので状況としてはだいぶマシでしたけど、やはり心に引っかかるものはありました。U-20の状況と比べると目の前の試合の負けを許容しなければならないポーランド戦はやはり苦痛でした。

ベルギー戦。最後のカウンターについて色々言われていますね。自分が見る限りではクルトワへの妨害をしなかった時点で勝負ありかなと思っています。日本のサッカーだけを見ていると似たような状況が少ないですけど、海外サッカーだとGKに体ぶつけたりスローインの邪魔をするためにGKの眼の前に立ったりとか当たり前のようにしています。

今回の日本代表のスタメンは海外組が多かったことからもそんなことは百も承知でしょう。なぜあの場面で出来なかったのかを考えると、役割を決めてなかったということではないでしょうか。海外(特に南米かな?)ではセットプレーの時にファールする役割が決まっていると聞きます(相手のち○こを揉んでイエローカードを出させる役なんかも決めてるそうですw)。

おそらくだけど、海外組の選手たちが普段プレーする自チームではその役割を与えられていない。そのためにあのような場面で咄嗟にすることが出来なかった。解決策としてはJリーグ(国内)レベルでも普段から徹底させることです。特に今年はカウンターチームが上位にいることからもカウンターの危険性については国内でも感じられていることなので、潔癖の方には卑怯と感じるかもしれませんけどどんどんやるべきでしょう。

 

こうして各試合について振り返ると4年前とは何もかもが違います。4年前にみなさんがどのように振り返ったのかは存じませんが、自分はとにかく日本代表が100%の力で闘えなかったことが悔しくて、その部分ばかりが気になっていました。

今回はポーランド戦を除けばベストの戦いができていました。自分たちに負けたのではなく相手に負けたのだと言える試合でした。だからこそちゃんとした課題が返ってきて、これからの4年間の過ごし方も見えたと思っています。

W杯後

この項目は多岐にわたるので細分化して行きましょう。

代表監督

日本人か外国人かについですが、断固外国人です。そもそもの話として今現在日本でのサッカーを取り巻く環境では、日本人を正当に評価する術を持ち合わせていません。欧州至上の外国人礼賛主義ですので、日本人が監督するよりは大いに甘く見てくれます。外野を黙らせる意味でもそうだし、まだまだ学ぶことも多いので外国人で行って欲しい。

日本人でやれという声もわかります。自国開催以外では日本人でしか突破できていません。結果だけを求めるなら日本人のほうが良いのは歴史の結果が示しています。ただ、まだ結果を求める時期ではないでしょう。

で、どんな監督がいいか考えてみると漠然としかしません。誰でも良いというのであれば現リヴァプール監督のクロップが良いです。まず絶対条件としてモチベーター適性が強い監督であることです。そして、日本人の気質についても理解があります。さらに、笑顔が可愛いw。

現実問題としてクロップは絶対ムリです。そして、これも無理な話ですけど、アギーレの再任なんてのもロマンがあります。今回のW杯を見ているとカウンターが上手いチームが目立つと同時にビルドアップの下手さが目立つ大会だったと思います。

特に顕著だったのがメキシコ。カウンターはたしかに鋭かったけどあれだけビルドアップの上手かったメキシコが下手になっていました。韓国相手にもガンガン引っ掛けるし、先制されて引かれると攻め手に欠くしで正直ボロボロでした。

カウンターとビルドアップのハイレベルでの構築、自分が見る日本の未来の形です。これが出来ていたのがアギーレです。アギーレが監督を努めていた当時はブラジルW杯を引きずってやりたいサッカーが見えないだとか結構叩かれていたのですけど、どう見ても形は見えていました。前線にはトライデントのように3つの矛がありました。そして押し込む形も上手かった。アジアカップのUAE戦はPKでこそ負けましたが、チーム作りの方向性としては理想的でしたので延長線を見たいという気持ちがあります。

アギーレとクロップの名前を上げたけど、どちらも現実的ではありません。他の有名な監督は無理なこともあるけど、そもそも日本の目指す形として模倣では意味がないとも思うのです。欧州の真似をしても高さなどを含めたフィジカルは欧州人にならないし、そもそも地理的な問題で強豪国が周辺にないのでガラパゴスにはならざるをえないのは仕方ないですから、別の方法を取る必要があるはずです。

だからこそ、メキシコがヒントになりますよね。メキシコも周辺にはそれほど強い国がなく、強い相手を求めるなら南米ということになりますが、その中で結果を出し続けている(ベスト16は結果だと思っています)。真に見習うべきはメキシコの戦術やフィジカルなど一要素の部分ではなくガラパゴスという大きな部分にあるのではと思うのですけど、どうでしょうか。

自分の結論としてはメキシコ人です。目指すサッカーの方向性はバランス。攻守におけるカウンターの構築と、今以上のビルドアップの構築。W杯を見ていても柴崎のような司令塔タイプの選手が少ないことが見えたので、長所として伸ばせれば確実に武器となります。そして監督は勿論対話の出来る人物です。選手に阿る必要性はありませんが、ハリルはあからさまにおかしいですし、後から出てくる情報がヤバすぎてよく我慢していたなと思うほどなので、独裁者タイプはもう無理でしょう。抑えつけたり暴力で従わせるような国でなければ付き合いきれないのではないでしょうか。厳しさは当然必要なのだけど人権であったり尊厳は大切に出来る人間性を持った監督である必要はあります。

監督については結論という結論はないです。多分誰になっても文句や疑問は出ます。だから誰を選ぶのかについての意見はほぼなく、選ばれた人を見た上での意見しか自分にはないです。

ハリル

ここまでにも結構否定させてもらいましたが、ハリルが日本代表の監督をやってくれたことについては感謝していますし、選んだのは失敗ではないと思っています。

ハリルのサッカーがつまらなく、また人間性に問題がったことも事実ですが、同時に功績もしっかりとあります。

デュエル、デュエルと1対1への意識付けを強くしました。これは海外組に関しては肌で感じていたでしょうから大きな影響はなかったかもしれませんが、国内への影響は大きくありました。これだけでもハリルの功績はあります。

さらに大きなこととして、Jリーグの笛の質が変わりました。これは直言を好むハリルにしか出来なかったことです。今回のW杯を見ていても笛が特段渋いという印象はなく、結構吹いてくれるんだなと感じました。以前はJリーグと比べると代表戦やACLの笛が渋いように感じたものですが、最近は全然そんな感じはありません。Jリーグと一概に言っても人それぞれという部分はありますけど、全体の印象としては以前よりはフィジカルコンタクトに対しての笛が渋くなり、簡単には吹かなくなりました。まだ時折吹きすぎてしまう審判もいますが結構バランスは良くなっていると思います(審判の質に関しては地道にやり続けるしか無いと思うので考慮に入れないでくださいね)。

今回のW杯での結果を受けてハリル批判の声が大きくなった印象ですが、ハリルの功績までも否定するのは正しくない。ハリルのサッカーや人間性の部分についての批判は仕方ないとと同時に、デュエルの意識付けであったり球際の激しさについてはしっかり継承してほしい部分なので大事にしてほしいです。

継続性

監督8年周期論などを見かけます。最初から8年ありきはどう考えてもおかしいでしょう。よほど素晴らしいサッカーをしているというのであれば8年で考えてもいいですが、8年前提は無理があります。

そして、今回の西野JAPANを見ていると監督を変えたとしても継続できる部分というのは結構ある印象です。ハリルカラーと言うよりはザックカラーが結構出ていましたし、ピッチに立つ選手たちの中にはそれまでの日本サッカーのイズムが見えていましたよね。

日本サッカー全体にまで波及できるほどの継続性については無いのかもしれないですけど、そもそも日本サッカー全体のカラーを1つにしたほうが良いのかが疑問です。ベルギーのように1つのカラーにしたことで成功している例ももちろんあるのですけど、代表のために日本のサッカーがあるわけではないですよね。あくまで日常のサッカーがあって、その中で代表というのが見えてくるもののはずです。

例えば戦術にも流行り廃りがあるわけですけど、全てのチームが流行りに乗って同じようなサッカーをしだしたらリーグ戦はつまらなくなりますよね。それぞれのチームのカラーがあるからこそ面白いのだと思います。

先程の話につながることだけど、欧州は国内リーグだけでなく大陸でのリーグ戦が身近にあるけど、日本にはACLしかありません。そして、ACLの存在感もありません。その中で自国内には同じようなサッカーしか存在しないのだとしたら、想像したら苦痛ですよね。

個人的には継続性よりは今の日本代表に何が欠けていて何を足したいかを分析して、短所を補うなり長所を伸ばすなり、方向性を定める以上の課題を与えるべきではないというのが結論です。

8年周期は完成に向かう前提の論調だと思うのですけど、完成に向かうには日本サッカーの歩みはまだ足りていません。まだ地盤も固まっていない段階なので楽しさによる地盤を築き、地盤が固まってからが結果を求める段階ではないでしょうか。

Jリーグ

地盤のはなしとなると切っても切れないのがJリーグです。海外組が多くなりましたが選ばれたメンバーは全員Jリーグを経験しています(そして全員国内育成です)。当たり前と思うことかもしれませんが割と当たり前ではありません。アフリカの代表チームを見てみるとフランス国内で育成された選手が多く見受けられます。

そして、今回のW杯を見て改めてJリーグの改革が必要だと感じました。現在のJリーグの変化スピードは極めて早くなっていますが、より加速してもよいのだと確信しました。

既に議論されていますが、外国籍枠の撤廃は本気で考える必要があります。ただ、撤廃したからと言ってすぐに11人全てを外国人にするチームというのは現れないでしょう。また、現れてしまったら問題でしょう。外国籍枠の撤廃と同時に導入しなければならない制度としてHG(ホームグロウン)がありますが、HGはどう考えても即導入できる代物ではないので最低でも10年ぐらいの猶予が必要になります(国内育成は今でもそうなのですけどクラブ内育成の部分は時間がかかると思います)。

ACL(AFC)も問題になります。他国のリーグと外国人のバランスが大きく違ってしまうのは様々な面でデメリットになりかねません。

これらの案件を統合して考えると、枠の緩和が現実的ではないでしょうか。まず、現在は保有人数に制限がありますが、保有人数の制限については即排除でも問題ないと思います。そして、試合の登録メンバーの枠については5+1ぐらいが攻めつつも保守性もあって良いバランスかと思います。現在は3+1なので2つ枠を増やす形となり、また保有人数の撤廃で外国人同士での競争も生まれることも期待できますよね。

まぁ、こんなことってのは多分散々議論されているはずなので、あくまで自分の考えはこうだよ程度に受け止めていただければと思います。

海外移籍

Jリーガーの海外移籍についてです。Jリーグのレベルを上げるには外国人の量と質を上げるのは当然として、日本人のレベルを上げることも必然と言えます。その中で問題となるのが海外移籍です。

個人のレベルを上げきるには海外移籍は必須でしょう。ただ、海外移籍を安易に容認し続けるといつまで経っても国内レベルの向上は難しくなります。落とし所としては4+1リーグ以外への移籍については慎重になる必要があります。

というよりは、移籍金をしっかり取れば解決する問題でもあります。代表クラスであれば5億程度は要求したい。そのぐらいはもらわないと代替選手の確保ができません。そして5億クラスとなると5大以外には簡単には手が出せなくなります。

難しいのは豊川のようなケースです。豊川については五輪では矢島より豊川を選んでほしかったぐらいには好きな選手ですが、J1クラスの選手ではありませんでした(少なくとも鹿島に席はなかった)。Jリーグの1部で出れないのであれば海外の1部リーグでプレーする方が注目されることも事実なので無理に止めるのも酷な話ですので仕方ないでしょうね。

海外移籍と同時に考えたいのが海外移籍した選手の国内復帰です。今年は内田が帰ってきましたが、怪我の影響で全盛期の面影がほぼありません。国内への還元がなされていない状況が続いています。海外から帰ってきて格の違いを見せられている選手が一人もいないような状況です。この状況が改善されるとJリーグがもう一つ次のステージにいけるのではと思います。

田嶋

協会批判に通ずる部分の話となりますが、田嶋さんにやめてもらうかどうかの話です。

もうハッキリと書くけどハリル関連で批難している人は能無しのたぐいだと思っています。解任したのも仕方ないことだし、解任理由についても一点の非もない。コミュニケーションが出来ていないのはどう考えても事実だし、確率を1%でも上げるという意味では完全に正解を選びました。解任前のハリルが監督だった当時予選突破を予想できた人はどれだけいたでしょうか。3戦全敗を覚悟していた人が多数派だったと思います。少なくとも高尚なサッカーメディアの皆様に置かれましてはハリルを養護し絶賛している記事はほぼ見かけませんでした。また、ウクライナ戦やマリ戦の素晴らしさについて書いている記事も見かけた記憶がありません。

そのような状況から考えると西野さんの出した結果は問答無用で成功と言えるでしょう。確かに10人の相手に1勝しただけですが、無様な敗戦はポーランド戦だけで他の3戦は素晴らしい戦いをしていました。

また、これは人それぞれ受け取り方が違うのでしょうが、解任理由を細かく説明しなかったことについて自分は正解だと思っています。時間がない中で新たな火種を作るのではなく悪役となることで矛先を自身に向けさせた点は大いに評価できます。割と海外の協会で見かける光景では、解任理由を巡って協会と解任された監督でバチバチやり合い、メディアもガヤガヤと賑やかすものです。

今回はとにかく時間がありませんでした。時間があるのであれば1つ1つ事象と理由を並べねじ伏せることも出来ますが、時間が足りない。メディア発信で選手が叩かれやすくなっている中で、協会のトップが矢面に立って批判されたのは褒められるべき行為です(勿論結果が出たことだから言えることです)。

とにかく今回のロシアW杯での田嶋さんを自分は評価しています。トップの責任は果たしました。

もし、ハリルを就任させたことが間違いだとして田嶋さんを叩くのであればそもそも田嶋さんが会長の頃の話ではないし、先程も書いたけどハリルを失敗だと思ってほしくないのです。自分はこの4年間の監督選びは全て正解だったと思っています。さらに言えばザックも正解だったと思っていますし、失敗だったのはジーコまで遡り、そのジーコもW杯へのチケットを取ってくれたのだから失敗というのは失礼だと思っています。

 

えー、ここで話が変わりますが、秋春制の件で田嶋さんを責めるのは大いに賛成です。現実が全く見えていない。挙国一致して取り組まないと難しい問題であることは想像に難くなく、機運作りもせずに秋春制をゴリ押ししたのは正気の沙汰ではありません。根回しも足りなければ雪国をホームタウンとするチームへの配慮も全く足りていない。それこそリーグを二分するような問題であるのに、認識が全く足りていない。村井チェアマンがしっかりと反論をしてくれたことで議論は凍結されましたが、理想に走りすぎていました。

また、JFA自体にも大きな問題がいくつもあります。まず広報が下手すぎる。サッカーの代表はA代表だけでなくU代表もブランドです。そのU代表のマーケティングが下手すぎるし、広報活動も下手すぎる。ブランディングをしっかりすれば放映権でももっと取れるはずです。

公式ホームページは結構見やすく欲しい情報もあるのですけど、その他のツールをもっと積極活用しないと発信力が弱すぎます。村井チェアマンとなってからJリーグは情報過多になるほど積極的に発信していますので、組織作りの部分がまだまだだと感じています。

このぐらいでは自分の協会批判は終わりません。一番批判したいのは競技人口の件です。ここ数年間、小中年代の競技人口が減っています。理由は大きく分けて2つあります。1つ目が普及活動の取り組みが足りていないことです。

調べてないから憶測で書かせてもらうけど、多分普及活動はいままでどおりやっているのでしょう。ただ、最近は他のスポーツも同じような取り組みをできるだけ早い年代からやるようになっています。サッカーはより取り組みを強化する必要があるでしょう。

2つ目は協会を責めるのは心苦しい部分でもありますが、まぁハリルのクソつまんないサッカーのせいです。サッカーには多くの入り口がありますが、若年層世代へ幅広く訴求出来るのは代表だけです。その代表がクソつまらないサッカーをして、親御さん世代がチャンネルを変えてしまうとジ・エンドです。

サッカーがしっかりと根付いている国であれば別の話です。近所でやっている人達を見てだとか、地元のクラブの試合を見てだとかあります。日本ではまだJクラブの無い県もありますし、あったとしても全く扱ってくれない県が普通にあります。周りに必然的に存在している環境であれば問題にはなりませんが、現実問題としてまだまだサッカー環境が整っていない地域はありますので、そのような環境では受動的ではなく能動的にサッカーを求める意思を必要とします。

自分が楽しいサッカーを求める根底にはこれがあります。競技人口を増やすには楽しくないと駄目なんですよ。視聴率の話をすると玄人の皆さんには馬鹿にされるかもしれませんが、視聴率はすごく大事。メディアでの扱いもすごく大事。普及活動を行うにはお金も当然かかるし、お金をかけることもすごく大事です。

子供世代の競技人口でサッカーは野球より多くなっていますが、トップに立ってからそれほどの年数が経っているわけではありません。この状態を維持すると同時に拡大するには多大な努力が必要となりますが、サッカーを根付かせるには最も大事なことだと思います。

単純に強化をするという話であればエリートの育成である程度はなんとかなるかもしれませんが、それでは根付いたとは言えません。もっと日常にサッカーが増えないと根付いたとは言えません。

 

この項での話をまとめると、ハリルの解任で協会及び田嶋さん批判は間違っていると声を大にして言いたい。その他の秋春制、広報活動、普及活動、この3点での協会及び田嶋さん批判をしてよいと声を大にして言いたい。結論としては功罪どちらもあるので、やはり村井チェアマンの任期満了と共に退任していただくのがベストです。

ネットフーリガンとの戦い

今大会ネット上のみで猛威を奮ったネットフーリガン。別の呼び方もあるけどどう考えてもネット上に存在しているフーリガンそのもの。

日本代表は勝利した。それが全て。

締め

長々と書いたわけだけど、何が言いたいというよりは思いをちょっと吐き出させもらったという感じです。本当はもっと毒を含んだ文章を書くつもりでしたが(特に最後の項ね)、惨めになるので消したというのが全てです。

日本サッカーの方向性としてはJ含めれば悪い方向に向いているとは思えません。大会前は罵詈雑言が飛び交ったので悪い方向に向いてしまうかもと大いに危惧していましたが、代表選手たちが戦ってくれたことで正当に評価される土壌が再度構築されました。

あと、最後に書くことではないのだけど、俄たたきってなんなんでしょうね。にわか大いに歓迎できますよ。逆に言わせてもらえば口うるさい(口汚い)玄人の方が百倍害悪なのでどちらが必要かなんて論じる必要すらありません。全ての物事に共通して言えますが、ニュートラルな視点というのは絶対に必要なものです。時間や環境によって視点は常に変化していきますので、原点を思い出すにはまっさらな人が必要なんです。

だから今大会中の玄人ぶった口汚い発言だとか、お前サッカー知らねえじゃんとかそういうバカにした発言だとか、ちょっと進行が上手くいかないからって叩くのだとか、全てが醜い。

サッカーに関わる(観る)ことが楽しいとか思ってもらえたら成功です。もっとサッカーを暖かいものにしてほしいです。否定的にではなく肯定的に捉える中で、問題を解決する。そういう循環が欲しいところですね(自戒を込めてね)。

よし、サッカーを楽しもう。



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