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イラク戦

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Title : イラク戦
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イラク戦

結果だけを見れば最低限の最低限で最低だと言えるかもしれません。内容に関しても悲惨だし、ポジティブな面なんて何一つとしてない(あるけど)試合だった。それでも選手たちを責める気にはならない試合でした。

今日の試合はいくらなんでもおかしすぎるんですよ。強国と比べれば技術的に劣りはするものの、ここまで酷いプレーが続くほど下手くそではありません。ここまで走れないほど体力がないわけではありません。今日の試合は何もかもがおかしかった。

原因は主にというかほぼ間違いなく気温の部分でしょう。例え下手くそになろうとも足は動くので走れるでしょうが、ここまで走れない、一歩目が出ないのはどう考えても気温の問題です。この暑さと標高1200メートル(らしい)での試合に慣れているチームと慣れていないチームで戦えばこうなってしまうのはある程度しかたない部分でしょう。その中で先制点を取って後半途中まで上手くコントロールをしたことは評価すべきでしょう。そして、その優位性を試合終了まで持ち続けることができなかった点は反省すべきでしょう。

いつもならここから個人評価を書くところですが、その前にハリルにダメ出ししたい。交代カードの切り方がおかしいです。酒井宏樹が傷んでいることが放送席からもわかっていたことからも、疲れて履いたかもしれないが元気だった原口を下げたことは大いに叱責されるべきです。勿論これは酒井宏樹自身からベンチに向かって交代してくれと早めに言うべきだったのですが、そのあたりをケアできなかった監督の責任は重いです。

ふぅ、なんにしても個人評価を書いていきましょうか。

GK
川島。失点シーンは川島と吉田の両方の責任ではあるものの、川島を責めたい。一度触ったボールを放してしまうGKに用はありません。命を投げ出してでも掴まなければならないボールでした。

DF
吉田。失点の場面と短いバックパス以外は完璧に近い仕事ぶりだった。以前の吉田であれば気持ちが切れたプレーと表情をどこかでしたはずですが、今日の試合の吉田は常にしまっていた。それだけに失点の場面が悔やまれる。川島が触れたことからも決して間違った判断ではなかったものの、セーフティーな対応が一番に求められた。

昌子。シリア戦からしっかり立て直しており素晴らしい安定感があった。日本の左サイドに大きな荷物を背負いながらもよく対応ができていた。昌子がものになってくれたのは日本代表にとって大きな宝です。

酒井宏樹と長友。二度と見たくないレベルの悲惨さ。ポジション取りが悪く、両CBがサイドに出て対応をしなければならない場面が多かった。酒井宏樹は交代の枠をも無駄に使わせたことは非常にマズく、長友に至ってはそこにいる意味を見いだせないほどに何もなしていない。

MF
井手口。アクシデントで交代するまでもっとも目立った働きができていた。他の選手が走れなかったり一歩目の出足が遅い中、一人だけどこ吹く風でプレーをしていた。本来の力を出すという意味ではもっともそれが出来た選手で、非常にポジティブな内容であった。

遠藤。前半に関しては井手口の影に隠れて目立たなかったというか、守備で危うさを感じていた。後半、今野が入ってからは井手口の代わりにと前に出たり守備で勢い良く突っ掛けたりと頑張っていた。おそらく遠藤はカバーを任せるよりはアタックさせたほうが活きる選手なのだと思う。

原口。不慣れなトップ下のポジションでよく走っていた。決定的な仕事はできなかったが走ったことは評価したい。というか、この試合は走ることがいかに難しかったのは他の選手を見ればよく分かる。

今野。これといった仕事はできず。井手口の代わりに入っただけに失点を防ぎたかった。

倉田。交代で入ったことの意味を理解したプレーが多くかなり良かった。前線からのチェイスもそうだし、受けた時のアイデアも良かった。

FW
大迫。得点は素晴らしかったが、前線で溜めを作ることがあまり出来ていなかった。後半途中には惜しい場面もあったのでゴールが欲しかったが、ダイレクトでクロスが上がらなかったことが全てと言えので大迫は仕方ない。

久保。褒めるべき点はなく、何も言えない。守備に頑張っていたが久保に期待しているのはPA内での迫力なのでまったくもって物足りない。

本田。キャプテンマークを付けてのプレーだった。そのキャプテンマークと日の丸に恥じない気持ちとプレーだった。今日の本田を批難することは自分には出来ません。最後の最後まで闘い続けた本田を称えたい。

個人評価以上です。最低限の勝ち点1は持って帰れたことはよかった。ただ、次のホーム、オーストラリア戦で勝てないとこの勝ち点1は意味を失うでしょう。最終戦のアウェー、サウジアラビア戦まで持ち越してしまうと非常に不利な状況になります。今日の試合を見れば分かる通り環境面での中東でのアウェー戦は非常に難しく、また中東の笛と呼ばれる中東チーム贔屓の判定がくだされることは容易に想像ができます。それだけに次のオーストラリア戦死に物狂いで勝ちに行くしかありません。引き分けでは駄目です。必ず勝ちにいかなければなりません。オーストラリアに勝つことができれば今日の苦しい試合で得た勝ち点1が黄金の輝きを放つものとなるのです。絶対勝ちましょう。

はい、以上です。いつも以上に精神論多めの内容でした。でも、結局最後は気持ちと気持ちの勝負だよねってことですw



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