U-20 ホンジュラス戦
Written on: 5月 15, 2017
Title : U-20 ホンジュラス戦
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U-20 ホンジュラス戦
眠気と戦いながら見ておりました。前後半45分ずつの合計90分を終えた後には30分のテストマッチもあり、その模様も配信されていたのですが、その途中で寝落ちしてしまいました。ゴールは見れたので若干の満足感はありつつも見たかったです。アーカイブが非公開にされていて悲しいです!
いつものごとくメンバー表を作っては見ましたが、時間表示がなかったことと、メンバーの交代がぬるっとだったので間違いが結構あるかと思います。その辺は適宜頭のなかで置き換えて修正してください。
さて、それでは本題のホンジュラス戦となるわけですが、この試合に関しては個人評が中心になるかと思いますので試合全体でそれほど語りたいことがあるわけではないものの、失点シーンについては語らなくてはなりません。特に1失点目ですね。日本のコーナーキックからの超素早いカウンターを食らっての失点でした。まず最初にフィフティー・フィフティーのボールに対してスライディングしたのはわかるんです。もしかしたらというか取れる可能性の高かった場面なので、あそこで取れていれば危険な場面を作られなかったわけですから。問題はスライディングを躱されたあとというのか、その時の周りの状況です。日本の選手たちが戻るより、相手の選手が上がってくるスピードのほうが速かったのです。これは身体能力の差とかいう話ではなく、単純に意識の違いだと思います。繋ぎが上手くないチームというのは前への推進力が生命線なので、そのあたりに躊躇いがありません。W杯前にいい経験をさせてもらえたと思うべきでしょう。
2失点目については誰の責任ということもなく、単純に相手の個のスピードにやられた印象です。ボランチの部分で球際で勝てたら良かったのですが、まぁね。
さて、個人評に行きますか。
GK
小島。GKとしての見せ場はほぼ無かった。そもそも2失点ともGKはノーチャンス。後ろでのボール回しでの組み立てに関してはかなり良かった。相手が前から前からと来ていましたが、後ろが引っ掛けられてピンチになる場面はほぼ無かったかと思います。落ち着きを与えていたと思います。
波多野。申し訳ないけど後半は特にGKが目立たない展開だったので交代していたことにも途中まで気付かないほどでした。彼もまたビルドアップの部分では貢献していたと思います。
DF
冨安。2失点目の場面ではスピードでやられてしまったわけですが、足を早くしろとは簡単には言えません。冨安の場合であれば高さといったストロングポイントがあるわけなので、CBの組み合わせで対処するしか無いのが現状でしょう。
中山。特に派手なプレーもなく堅実だったかと思います。冨安と中山の2人は安定は間違いなくしています。この2人がどこまで通用するのかが本大会のポイントなのは間違いないでしょう。
杉岡。後半は守備の場面が少ないので見せ場は少なかったですが、その中で安定したプレーを見せていました。相手のロングボールを後ろにこぼすこと無く殆ど前線に返せていました。ただ、1つだけ気になったことがあります。杉岡は1度待ってから蹴り返すのですね。後半のホンジュラスは勢いが無くなっていたのでピンチにはなりませんでしたが、より巧みな相手の場合であれば、1テンポ遅いクリアを狙うのではないかと危惧しています。
初瀬。見せ場はそれほどなく、でした。このチームは中央で組み立てるのが苦手なのでサイドがキモになると考えていますが、今日の試合では控えめでした。初瀬が悪かったわけではありません。
船木。船木に関してはちょっと期待はずれでした。予選の時はもっといいプレーを見せてくれていた印象で、今日は試合に入れていなかった印象です。
藤谷。藤谷は船木と同じくカップ戦以外で出番をもらえていないので駄目なのかなと思ったら、そんなことはありませんでした。サイドでのダイナミズムを見事に表現していました。ホンジュラス戦を見る限りでは、右に藤谷、左に初瀬が最適解かと。
MF
原。予選の頃より足下は上手くなったというか、自信がついた印象です。通らなかったのですけど初瀬へのパスは見どころの1つでした。
坂井。PK上手いです。あとは、単純に守備と攻撃と組み立ての貢献を増してほしいです。後述する板倉と市丸の組み合わせがかなり良かったので、ファーストチョイスであるならば違いを見せてほしいのが本音です。
市丸。彼が入ることで組み立ての質は格段に上がります。ただ、チームで試合に出れていないこともあってふわふわしていた印象です。市丸のコンディションを大会中にどれだけ上げることが出来るのかが大会の成否をわけるでしょう。
板倉。かなり良かったと思います。ショートパスから組み立てるフロンターレ産なだけあって、余裕を持って組み立てに参加していました。更に高さと強さ(激しさ)を併せ持っていたので中盤でのボール奪取率も上がっていたと思います。板倉にはかなり期待してもいいでしょう。
堂安。前半は駄目駄目でした。ボールが足についておらず、ドリブルは尽く取られていました。三好と二人で1対1に負けまくるので両サイドが全く起点にならず、攻撃が機能していませんでした。しかし、後半は素晴らしかった。ドリブルで相手を外し、そこからチャンスメイクをバンバンしていました。前半だけであれば不安を抱えてどうなんって感じでしたけど、後半の様子を見れば期待しても問題ないでしょう。
三好。試合には結構絡めているのですけど、1対1で負けたり、シュートが枠に飛ばなかったりであと1歩2歩って感じですね。
遠藤。凄いキレキレですよねん。後は判断の質というのが予選からの課題だと思うので、W杯はいい経験になるでしょう。最初から遠藤も十分考えられると思います。
高木。(眠気もあってか)申し訳ないけど、記憶にない。30分のテストマッチの方で結構いい動きをしていたことぐらいしか憶えてません。
小川。間違いなくチームの中心でしょう。後ろからいいボールを2、3本も供給すれば点は取ってくれます。状態も悪くないので間違いなく点は取ってくれるでしょう。
岩崎。前半では唯一面白い動きをしていました。フォーメーション図では小川の左に並べましたが、試合を見ていた限りでは小川の周りを衛星的に左右後ろと自由に使っていた印象です。決定的な場面こそ作れませんでしたが、あれだけ広く長く早く動かれると相手のマークはついていけませんし、隙を見せればチャンスにするだけの力はあるでしょう。
久保。話題性で選ばれたと思う人もいるでしょうが、完全に実力です。このチームは技術はしっかりしているものの、アイデアという部分では物足りなさを感じていましたが、久保が入ってからはアイデア(ひらめき)の部分でもかなり面白くなります。問題は久保のアイデアについて行ける選手が少ないことです。特に堂安と遠藤は本来なら一番そのアイデアに共感をしなければならない選手なのに、別の意識が邪魔をしているのか合致していません。久保くんの問題ではないので久保くんになんとかしろとはいえませんので、遠藤と堂安(と三好)がどれだけ大人になれるかも勝負を分けるポイントとなるでしょう。
田川。それほど印象に無くです。とにかくゴリゴリしていたかな、ぐらいですね。
個人評以上です。まぁ、久保くんが予想以上に戦力になっていたことは驚きでしたが、本大会でもこう上手く行くとは限らないと思っています。ホンジュラス戦はあくまで練習試合で当たりの激しさもそれほどでした。J3の試合で久保くんを見ていると、開幕当初よりは身体が強くなって当たり負けしなくなりつつありますが、まだまだ15才であることは事実ですし、焦って身体だけを作っても仕方がありません。W杯も少なくとも当たりの部分だけは甘めに見ていくつもりです。
以上です。
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